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はあと保育園中央

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山口市に拠点を構える社会福祉法人青藍会はかねてより介護・保育における幼老一体を推進している。2019年に竣工した高齢者介護施設の土地の一部をL字型に区切って保育園の敷地とした。

園庭が十分確保できないので、建物の一階部分の一部をピロティとして園庭と連続させ、避難階段なども取り込んだ立体的で雨天時にも遊べる遊具空間とした。遊具空間が隣接する家屋に接近しているので、緑化壁で囲い、狭いながらも緑溢れる空間である。三層構成の内部は各階別の色を塗って楽しい雰囲気を作り出す様に努めている。無彩色で覆われた外壁に穿たれた窓を通して室内の色彩が見せることで暖かい雰囲気が外に伝わっている。

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ピロティと園舎が絡み合う遊び場

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暖かい色彩に包まれた遊びの基地

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緑のトンネル通路

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敷地はL字型であり日影制限が外形を制限づけ、北側は段状の構成とした。

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二階の部屋からも直接園庭に出られるように遊具を組み合わせた避難通路を設け一階の広場を囲い、

雨の日も遊べる居心地の良い場所を設けた。

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保育室には年齢別に異なる彩色をした。

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窓枠は部屋のテーマ色で塗装し、地味な外観に活気を与えている

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ピロティ部分の断面詳細図

建物名称：はあと保育園中央

所在地：山口県山口市神田町4-22

主要用途：児童福祉施設等(保育所)

建築主：社会福祉法人 青藍会

設計：アプルデザインワークショップ

担当/大野秀敏、江口英樹、山本真也、猪飼洋平(*)、河野裕介(**)

(*)元所員、(**)工事監理担当者

構造設計：MID研究所

設備設計：総合設備計画

施工：安藤・間 広島支店

竣工:2019年3月

敷地面積:1003.25 m²

建築面積:586.25 m² (58.44%)

延床面積:1385.55 m² (135.67%)

階数:地上 3 階

構造:鉄骨造

撮影：北嶋俊治/アーキフォト

主な外部仕上げ

屋根:ウレタン複合防水(UPM-10、SPT-200ダイフレックス)

外壁:押出成型セメント板 t60 フラットパネル(研削素地 吸水防止剤塗布仕上げ)

開口部:ビル用アルミサッシ(YKKAP:EXIMA31)

ピロティ鉄骨柱:耐火塗料仕上げ

ピロティ床:ゴムチップ舗装(パークコートカラーHS ABC商会)、防滑ビニル床シート(PX601M　サンゲツ)

ピロティ天井:St 鋼管 電気亜鉛メッキの上 ウレタン樹脂焼付塗装

ピロティ外周金網:溶接金網φ6 100x50 溶融亜鉛メッキ

主な内部仕上げ:

床:木目調フロアタイル(マッキレーネMQH-518 田島ルーフィング)

壁:PB t12.5 EP-G

天井:岩綿吸音板(ソーラトン、スクエアトーンDプラス　吉野石膏)

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