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YKK健康管理センター 

YKK Infirmary

White roof, rusted wall, forest and water

awards:日本建築学会作品選奨

YKKは、富山県黒部市に主力工場を置く。この施設はこの地で働く社員の診療所である。計画地は工場正門の外にあり、我々が策定に関与したマスタープランによりこのあたり一帯は潜在植生で構成される郷土の森を育成する地区である。森には「ルーム」と呼ぶ芝生張りで矩形のオープンスペースを随所に設ける(造園デザイン:オンサイト)。そのひとつの「ルーム」の二辺を限るように建物の壁面を配置することで、ランドスケープと建築の一体化を意図した。構造はRC造で、ルームに面する外壁は、地中梁に使用される金網型枠を使用し仕上げとした。これは、ベニヤの使用による南洋材の乱伐の軽減と、コンクリート面に露われる金網が徐々に錆びがコンクリート面を茶色に染めて時間の経過を刻印する効果を期待したものである。一方屋根面は壁と対比的に白く薄い板として軽快に浮かせ、採光と天井高確保のために凸型としている。壁と屋根の隙間から光を取り入れ、光と影による印象的な内部空間を作り出している。診療室は無窓の部屋であることが多いが、ここでは診察を受けている時に樹々の緑が目に入るよう庭に対して開放的にした。庭は杉板で編んだ板塀で仕切ってプライバシーを確保している。外部の自然が見える入院患者はそうでない場合と比べ早く退院できるという英国での研究報告を知り、実践したものである。

location:富山県黒部市吉田200/Kurobe, Toyama

completion date:2008.2

principal use:診療所/Infirmary

structural engineering:構造設計集団SDG

mechanical and electrical engineer::総合設備計画 / sogo consultants

contractors:第一建設

number of stories:地上1階 / 1 story

structure:RC壁構造

building area:995.26

total floor area:976.8

photography:北嶋俊治 kitajima toshiharu/archi photo