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YKK ファスニング工場B1、B2棟、厚生棟、搬送ブリッジ

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工場内部

YKK古御堂工場は、YKKファスナーの世界戦略の基幹工場である。ファスナー事業本部では、平成7年より更なる品質向上と即納体制の強化を目指して20年計画でのリストラクチュアリングのために、マスタープランの作成に着手した。

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外装にはYKKAPの外装製品アイベル(肉薄鋼板断熱材サンドイッチパネル)を全面的に採用

​工場構造システム図とアイベル詳細図

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厚生棟食堂内部

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厚生棟食堂内部

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胴縁とパネルだけの単純な構成の壁構成

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断面図

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コーナー部内観詳細

厚生棟の開口部

工場・厚生棟とも、断熱材(スタイロフォーム)を鉄板で挟み込んだYKKの既製品サンドイッチパネル「アイベル30」を、外壁材として使用している。 今回の厚生棟では、開口部として、このパネルと組み合わせることのできる断面形状を持った厚さ30mmのアルミサッシを開発し、FIXのサッシとして使用している。 このサッシは外壁と同じおさまりが可能となるため、外壁の縦下地の切断がなく、通常サッシ取付下地として必要な水平方向の鉄骨(耐風梁)を必要としない。 そのため、鉄骨下地が露出したインテリアであるにもかかわらず、シンプルなみえがかりとなっている。

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​外壁標準内観図

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​外壁に挟まれた坪庭空間

マスタープランでは東西に長い古御堂工場の敷地特性を活かして、素材から完成品への流れに沿って西から東に生産ラインを配列している。また、縦買する通路を工場全体の背骨に見立てて、両側の工場を立体的に結びつけ中間製品を効率的に流すために、ここに搬送ブリッジを設けている。福利厚生施設に関しては、敷地の境界側に各工場に設け、社員食堂など諸室からの広々とした眺望を確保している。マスタープランが完成すれば、厚生施設と道路の間は最終的には緑地となり、工場勤務者にとっての憩いの場を提供する。同時に、居並ぶ厚生施設群が単調になりがちな工場群を縁取ることにより、ヒューマンな風景を作り出す。

B1工場とB2工場はその第一期工事にあたり、平成13年に竣工した、VFラインを収容する最新鋭の工場である。建築的には構造方式ならびに外装設計で様々な工夫がなされている。構造は鋼構造であり、工場棟は耐震壁を外周に配することで内部柱はできる限り細く大スパン(1階11.1m✕12.3m、2階は11.1m✕24.6m)として、将来のライン変更に対応できるようにしている。一方、外装にはYKKAPの外装製品アイベル(肉薄鋼板断熱材サンドイッチパネル)を全面的に採用し、空開仕様の工場に対応しながら工期の短縮と下地材の簡略化による工事費低減を目指した。特に厚生棟では、アイベルと同じ嵌合による納まりのサッシを新たに開発し、どのパネルもガラス面に置き換えられるようにした。その結果、内部の部屋の仕様に応じた開口を設けることができるため、自由な立面が可能となっている。

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配置計画図と道路側立面図

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B1B2棟 厚生棟 平面図

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 厚生棟から外部をみる

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工場棟の構造システム 2Fでは11.1m×24.6mのスパンにH(上弦材)とCT(下弦材)、丸パイプ(ラチス材)を組み合わせたトラス梁を216φの柱で支持し、水平力はすべて工場外周部のブレースに流している。 1Fは11.1m×12.3mのスパンで井桁状に床板を組み、300□の柱で支持している。

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鉄骨吊り構造による搬送ブリッジ

敷地内の各工場を結び、有人・無人の搬送車の通り道や各種設備配管スペースとなっています。下部を通路や駐車スペース等として有効に利用するため、約44m毎に設けられた鉄骨の櫓から、スチールロッドで有蓋通路を吊り下げています。

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守衛所とバタフライ型の屋根

YKK ファスニング工場B1、B2棟、厚生棟、搬送ブリッジ

YKK Fastener Factory, Restaurant and Conveyer Bridge

Facilities for rest, production and flow

 

所在地:富山県黒部市

用途:工場

構造設計:佐々木睦朗構造計画研究所

構造規模:鉄骨造2階建

施工:第一建設

竣工:2001.7

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