うかい大橋
Ukai Bridge
Cable-stayed steel bridge hung by a twisted cable
awards:平成16年度(社)土木学会田中賞
鵜飼い大橋は、岐阜環状線の一部を形成し、千三百有余年の歴史と伝統を誇る長良川の伝統行事「鵜飼い」の開催流域に架けられる橋梁で、その形式は「鵜飼いとともにある橋」「風景との調和」「岐阜のゲート性」「橋の個性」の基本コンセプトに最も適合する鋼5径間連続箱桁橋(右岸側)+鋼単径間斜張橋(左岸側)としている。
左岸側の斜張橋は、背面に位置する金華山の傾斜に合わせるように75°に傾けた高さ60mの主塔から、支間長152.4mの単径間を中央1面ケーブルで吊り、バックスティケーブルを橋の左右に展開し、独立したアンカレッジに支持させる特殊な単径間斜張橋を採用している。
本橋は、主塔やケーブルが「鵜を操る鵜匠」を思わせる優雅な姿を備えた橋梁で、夜間には夏冬で色が異なるあでやかで格調高い照明により彩りを添えるなど、新たな河畔景観の創出と長良川観光のパターンを大きく変えることができる。
location:岐阜市日野 / Hino, Gifu
completion date:2004.3
principal use:道路橋 / Bridge
architect:(財)岐阜県企画設計センター
(景観設計-アプル総合計画事務所、景観検討委員会[委員長 大野秀敏])、
詳細設計: 大日コンサルタント+アプル総合計画事務所)
structural engineering:構造担当-大日コンサルタント
lighting consultant:石井幹子デザイン事務所 MOTOKO ISHII LIGHTING DESIGN
structure:鋼製斜張橋
上部工:鋼6径間連続非合成箱桁橋(RC床版)+鋼単径間斜張橋(鋼床版)
下部工:逆T式橋台(杭基礎):1基、壁式橋脚(ニューマチックケーソン):6基 壁式橋台(ニューマチックケーソン):1基、アンカレッジ(ニューマチックケーソン):2基
橋長・支間割:橋長 469.0mEndFragment
有効幅員:23m