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惣誉酒造

SO-HOMARE SAKE Brewery

Modernism layered over the history of the brewery

銘酒「惣誉(そうほまれ)」を産する醸造工場は、栃木県市貝町にあるが、工場の一角にあった明治時代の木造建築の事務所と大谷石造の蔵が先の震災で大きな被害を受けた。今回、木造の事務所棟は、迎賓施設を兼ねる住宅を取り込んで改築し、石蔵は顧客にお酒を味わって頂くための施設として改修することになった。

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新しく計画した事務所棟は、石蔵との間に小さな中庭1を挟んで敷地境界に寄せて配置した。新棟と既存の製造場の間に生まれた奥まで伸びる中庭2は、製造場の動線空間でもあり作業空間でもある。事務所棟には、中庭から出入りする業務関連の機能を一階に集め、外部から直接出入りする迎賓施設兼住宅部分を2階に置き、工場側に動線空間としてのギャラリーを設けた。それに沿って各室と大小の中庭を交互に並べる町家的な空間配列を採用している。壁まではRC造であるが、部屋の屋根は木造で架構し、坪庭の屋根は金網で覆い、室内外を切り妻の断面をもつ連続的なトンネル状の空間とし、棟の線を蛇行させることで、それぞれの「場所」性をゆるやかに保ちつつ、場所相互の「流れ」をつくりだすことを狙った。

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ギャラリーのガラス開口の前面を木製格子で覆い、1階の外壁には、改築前にこの場所にあった古い木造の倉庫の外壁を再利用した。これら二種類の木製の壁面を少しずらしながら、端から端まで走らせ、ゆらぎをもった領域の境界として立ち現れることを意図した。石蔵は、地震で損傷した大谷石の壁体を補修した上で、スチールトラス製の臥梁を各階の室内側に回して補強した。これに障子紙を貼ったパネルで覆って照明器具とし、幻想的な雰囲気を醸し出している

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location:栃木県芳賀郡

completion date:2014.10

principal use:事務所兼用住宅

structural engineering:メタストラクチュア

mechanical and electrical engineer::総合設備計画 / sogo consultants

contractors:北野建設

number of stories:地上2階 /  2 stories

structure:RC壁構造と木造屋根架構の複合

site area:687.36

building area:332.38

total floor area:576.17

photography:北嶋俊治 kitajima toshiharu/archi photo

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