最近のAPLdwの竣工作品4件をご紹介します。

この4つの設計は、いずれも植物を極めて重要な要素として取り込んでいます。

1. 前沢ガーデン野外ステージと関連施設

2019.06. 富山県黒部市

  ・白花亭

  ・コンテナ楽屋

 

 今秋、サンクトペテルブルクと富山県で開催されるシアターオリンピックスの一会場として、1989年に竣工した前沢ガーデン野外ステージ(当社設計。整備時の名称は円劇場)を使うことになった。前沢ガーデン野外ステージは前沢ガーデンハウス(設計は槇総合計画事務所)の広大な庭園のなかに位置するが、関連施設は未整備であった。今回の国際的なイベントのために、野外ステージでは楽屋などの付属施設の整備、そして観客のために東屋の整備を行った。楽屋などは海上コンテナを活用し、東屋は既存の森に半分食い込む位置に計画し、既存の杉の木立と新規に移植したシラカシに屋根荷重の一部を負担させる構造を採用した。なお、この構造は当地の積雪までは耐えられないために、一部を減築することで存続させることになった。

 

 

 

撮影取材時期 2019年8月23日から9月23日まではシアターオリンピックスの準備と公演のために撮影可能日は限定されます。10月以降には一部解体工事が入ります。公演中の撮影のためには関係劇団の許可が必要となります。

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2.ハートハウス成城・はあと保育園成城

(介護施設+保育園の幼・老複合施設)

2018.07. 東京都世田谷区

 

 成城の住宅地に建つ地上4階建て、

一階を認可保育園、上層三層を特別養護老人ホームとする複合建築。

多摩川に沿って走る河岸段丘(はけ)の緑地に接することから、

四周をめぐるバルコニー手摺を緑化することで、部屋内からみても外部から見ても緑地に続く建築物として好ましいい雰囲気を目指した。

 

 

 

*撮影取材時期 随時撮影可能です。

3.  三共製作所G&P棟

(機械製作工場+応接施設)

2018.07. 静岡県菊川市

 

 東名高速に面する丘陵地に展開する三共製作所の工場団地の一角に新規整備された、同社子会社による新規事業のための機械製作工場棟と関連の接遇施設。敷地には開発を見越して育成された雑木が豊かに茂っていたので、この雑木林を最大限残して工場を配置し、雑木林に沿って回廊を設け、雑木林のなかに八角形の平面形をもつホールを配置した。ホールは来客との打ち合わせや技術研修、そしてコンサートと多目的に使われている。二階の一部は設計室である。

 

 

 

*撮影取材時期 随時撮影可能です。

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4. はあと保育園中央(保育園の複合施設)

2019.04. 山口県山口市

 

 既存の老人介護施設との相互作用を期待して、介護施設敷地の空地を利用して整備された定員120人の認可保育園。狭い敷地を活用するために、園舎の一部に大きなピロティを設け、ここに巨大な遊具となるように通路を挿入した。カラフルなパイプと緑化壁や藤棚が絡み合わせることで、園児が毎日ワクワクできる空間を目論んだ。

 

 

 

*撮影取材時期 現在、壁面の植物が生育中です。今夏を過ぎないと設計意図が伝わる写真にならない可能性があります。